たくましく生き抜く実践会議

公益社団法人 日本青年会議所 たくましく生き抜く実践委員会が主催する「たくましく生き抜く実践会議」が開催をされ、出席をしてきました。

5月より文部科学省、全国連合小学校長会、全日本教職員連盟、一般財団法人親学推進協会、全国連合小学校長会、社団法人日本PTA全国協議会、日本教職員組合、インテル?の皆様にお声掛けをさせていただき、6回に渡り会議を進めさせていただきました。(残念ながら日本教職員組合、社団法人日本PTA全国協議会様には出席をいただけませんでした。)

現代の子ども達を取巻く環境は多様化の一途を辿っており、様々な問題が引き起こされ、問題の解決に向けて「学校、家庭、地域の連携」が必要であり、それぞれの立場から連携について提起し、子ども達のたくましく生き抜く力を育む為の取組みを模索し、実践に移していく事をこの会議体で5ヶ月間かけて議論をしてきました。

私は地域企業として、どの様に教育に関わる事ができるのか、学校は地域企業に何を望むのかなどに着目をして議論に参加をしておりました。

教育現場に企業が関わると営利目的ではないかと敬遠されがちでありますが、民間企業の良い所を取り入れるべきであると私は考えております。諸外国では民間企業と学校が連携をしている所もたくさんある事がこの会議で知る事ができました。

また、教員のコミュニティーの狭さも知る事ができました。確かに私も様々な異業種交流会に参加をしますが、小中高の先生とお会いした事は一度もありません。大学の教授とは時たまお会いしますが・・・・先生の結婚相手は先生である事が多いともお聞きしました。(職場結婚ですね。)

教員の多くが学校を卒業し、社会経験が無いままに学校という特殊な環境下で「先生」となり、日々の業務の忙しさ、保護者の対応(昔であればそんなに業務を圧迫する事はなかったのでしょうがね。先生を信じない保護者が増えたのでしょう。)等々で社会と触れ合う機会がないのも現実でありましょう。

子ども達への直接支援だけでなく、企業と学校の連携では、この辺りがポイントかと思った所であります。

 

さてさて、まもなく「ゆとり教育」の中だけで学習をしてきた子ども達が社会に出てきます。教育現場から社会に巣立ってきます。零細企業であります弊社へも就職する子がいるかもしれません。だからこそ教育に関心を持たなければなりません。

既に週休2日で高校時代を過ごした職員も弊社にいますが、零細企業では週休2日は難しいのが現実ではないでしょうか。

多くの子ども達は中小零細企業へ就職をします。大手企業への就職はほんの一握りだけであります。大手企業が中小零細企業より素晴らしいというイメージも良くないのですが・・・・学力至上主義がもたらす弊害ですね。

尚、大手企業に入社希望する場合は、対日本人だけがライバルでない世界が既にやってきています。楽天、パナソニックなど世界で活躍する企業は、人種に関係なく社員を雇う時代が来ているのです。「ゆとり教育」で育った子ども達がこの事に早く気が付か無ければ、更に厳しい就職戦線が待っている事でしょう。